呉市宝町地区は、大和ミュージアムやてつのくじら館などが立地している一大観光拠点です。観光客が県内外から連日訪れ、大変な賑わいをみせていますが、極集中のあまり、呉市内での回遊性が失われていることが問題となっています。
そして、人の多く集まる宝町の中でさえ、知られていない呉の魅力が沢山あります。
それは、この宝町から見える呉の景色、呉の歴史です。
私たちは、宝町から呉の魅力に気づいてもらい、もっと呉を好きになってほしい!その思いで活動しています。
呉工業高等専門学校では、技術者として必要な自主性や行動力を高めるため、学生が主体となって地域貢献や視野を広げるプロジェクトに取り組む「インキュベーションワーク」の授業が行われています。
当プロジェクトは学生・教員・市職員が連携し、学科を跨いでそれぞれの興味や関心のある分野を結ぶテーマとして、2015年に立ち上がりました。
私たちは宝町の中でも、呉市の海の玄関口である呉中央桟橋ターミナルの5階にある展望台で主に活動しています。ここは呉港、そこを行き来する船、また海上自衛隊の護衛艦や潜水艦、そして呉の街並みが一望できる穴場スポットです。
これまで壊れていた時計の修繕、インテリア空間の製作など様々な活動を行いました。
さらに現在計画しているものとして、展望台までの経路案内の充実や、幅広い世代が居心地よく感じる空間づくりを進めています。
▼活動報告や呉みなと展望台についての情報発信をしています。